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夏の風物詩、花火の撮り方パート2!

さて、昨年の花火撮影のコツページでは大抵のカメラでなんとか撮れるよ!という方法をご紹介しましたが、今回は一眼レフカメラあるいはデジタル一眼カメラを使用した場合の撮影方法をご紹介します。機能のポイントは2つ。「バルブ撮影」と「比較明の多重露光」です。なんとなく専門的な匂いがしますね。そうです。花火の撮影は昨年も書きましたが星空と並んで高度な撮影技術が必要な被写体のひとつなのです。とはいえ設定さえ覚えてしまえば特に難しいこともないのでご安心を!それでは順番に紹介していきます。

1、バルブ撮影を利用した手動多重露光(デジタル&フィルム)
一番古典的な方法です。だいたい花火はそこそこ明るいのでISO100~200、f13~16、シャッター速度バルブに設定して三脚を立て、ケーブルてつなげるリモコンレリーズを用意。花火がうちあがる方向のちょうど真ん中あたり、開いた花火の上部が画面の上ぎりぎり位にセッティングします。そして、撮影前にレンズの前にはレンズがちょうど隠せる位の大きさの黒い紙などを用意しておきまます。そして花火が打ち上がると同時にシャッターを押し、レリーズをロックします(シャッターを押しっぱなしにしておく機能。リモコンには大抵ついてます)。適当に花火が開いたところで用意した紙でレンズを覆い光が入らないようにします。次に最初に花火が上がった位置からややズレたところに花火が上がったらまた紙を離して花火が映るようにします。そして適当に開いたところでまた紙で覆い隠します。そして今度は反対側にズレた位置から花火が上がったらすかさずまた紙を離して花火が写るようにして最後にリモコンのバルブを終了します。だいたい真ん中、右、左と3回程度入れてあげると構図が安定すると思います。花火を入れる回数等は適時撮影して工夫してみてください。最初の設定と撮り方は一般の撮影とかけ離れていますが一度覚えてばド派手な花火写真が撮れる様になります。花火が明るすぎる場合は絞りをさらに絞るかNDフィルターという暗くするフィルターを付けて対応します。


2、比較明の多重露光(デジタル)
簡単に言えば1の手順をデジタル的な多重露光でやってしまおうということです。なので初期設定と三脚設置は一緒です。メニューの設定を「多重露光の比較明、撮影枚数3枚」という設定にします。そして先ほどと同様の設定でバルブで一発ごとに上がる位置が最適な花火を選んで真ん中らへんに上がる花火、右側に上がる花火、左側に上がる花火を撮影します。すると3枚の画像が一枚の写真に自動合成され盛大に花火が上がっているかのような写真が出来上がります。


3、単発の撮影からの比較明合成(デジタル、あるいはフィルムをスキャンしたデータ)
簡単に言えば2の多重露光合成を家のPCでやっちまおうということです。撮りえず素材として無差別に花火を沢山撮っておきます。(やや広角、上がる位置の中心点を向けた定点撮影がお薦めです。位置調整などが必要ないので後で合成するのが非常に楽です。)その中から真ん中に上がっているデータ、やや右寄りに上がっているデータ、やや左よりに上がっているデータを3枚選別します。そしてその三枚をフォトショップなどの画像が重ねられるソフトで開きます。そのご3枚の画像を重ねあわせてそれぞれのレイヤーを「比較明」という設定で表示させるようにします。
夏の風物詩、花火の撮り方パート2!_c0257955_23292772.jpg

こんな感じですね。
そうして三枚の画像を重ね合わせ、最後にコントラストを適当に調整してあげると・・・
夏の風物詩、花火の撮り方パート2!_c0257955_092459.jpg

こんなかんじにド派手な花火写真が完成します。それでも最終的にどうしても構図が決まらない場合はトリミングでなんとかします。花火は思ったところに上がらないことも多いですから。


1、2、3どの方法でも結果は大して変わらないのですが、構図的には3の方法が最も素材が豊富で自由度が高いので良く仕上がります。が、3の方法はやや邪道と言われる可能性があるのとフォトショップなどがないと出来ないので、一般のデジ一ユーザーの方は2の方法を模索してみるのが妥当な方法かもしれません!
まぁ撮るだけなら前回の方法でもそれなりに撮れるのでここぞの一枚はコレでとってそれぞれの花火は前回の方法で撮るというのが意外といろんな写真が残せてよいのではないでしょうか!

前回の花火の撮り方の記事はこちら
http://airplace2.exblog.jp/20597428/
by airplace | 2014-08-22 23:38 | カメラの使い方/選び方ガイド